ペルー南部のナスカ市から1.5km北に行ったあたりに、新たに地上絵が発見された。ラマを思わせる動物などが描かれている。紀元前400年から200年のものと見られる。最も大きなもので、長さ20mほど。ジャパン・タイムスが報じた。
調査を指揮したサカイ・マサト氏は、サイトperuthisweekに対し、次のように述べている。「図像は、容易に見分けがつくような形で、丘の斜面に描かれている。先に発見されていた、より大きな図像とは、使われている技術が大きく異なっている。今回の発見で、ナスカ高原に大昔に住んでいた人たちについて、よりよく知ることが出来るように、期待している」
図像はナスカ市から1.5km北に行ったあたりにある。そのため学者らは、地元住民が地上絵を見たさに、せっかくの新発見を傷つけてしまうことを危惧している。少なくとも、一部の古い図像が既に何者かによって損傷を受けている。
日本の学者らは8月にペルーに戻り、調査を再開する。サカイ教授は、新たな発見がなされることを確信している。