先に伝えられたところでは、ウィーンでのイランの核プログラムをめぐる交渉における、イランと仲介6者代表による最後の総会は、国連の建物の中でモスクワ時間で11時30分に行われ、その後記者会見が開かれる。
国連安保理事会常任理事国5カ国(英国、中国、フランス、ロシア、米国)にドイツを加えた「国際仲介役6カ国」は、EUとイランの参加のもと、これまで核プログラムに関する最終合意に向け取り組んできた。
なおイラン政府と「仲介役6カ国」代表による協議の中で準備されたイランの核プログラムに関する合意案の中では、軍事施設も含め、国連の査察団は、イラン国内の疑わしい施設の全てに入るべきだと指摘されている。ロイター通信が、外交筋の情報を引用して伝えた。
それによれば「もし合意が締結されれば、然るべき国連安全保障理事会決議が、ひと月以内に採択される。その際、核プログラムに関するイラン政府の制限や制裁解除といった双方によりあらかじめ留保が付けられた諸条件は、2016年前半に実現されるだろう」との事だ。