欧州諸国の首脳らは13日朝、ギリシャ債務危機の調整に関する統一した解決案を達成。これによってギリシャはユーロ圏に残ることにはなったものの、最終的な合意のため、複雑な交渉に臨まねばならない。
甘利氏は「非常にいいニュース。世界の(金融)市場に与える安心感があろうかと思う」と指摘している。共同通信が報じた。
一方で麻生財務相はより慎重な立場を示している。麻生財務相は、14日の記者会見で改革が実現される可能性は半々との見方を示し、「一応これで落ち着くだろうと株が上がったりしているが、注意深く見守っていかないとまだ何が起きるかわからない」と指摘している。
ギリシャが現時点でIMFに対して抱える債務は総額でおよそ20億ユーロ。IMFに対する4億5600万ユーロの返済期限は先日切れたものの、返済は行われていない。