不可解な友情…

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米国は、ドイツのメルケル首相や、一連の連邦政府のメンバーに対するスパイ活動を行っていた。スパイ活動は、少なくとも1990年代から行われていた。1日、南ドイツ新聞、テレビNDRおよびWDRが、内部告発サイト「ウィキリークス」の情報を引用して伝えた。

米国家安全保障局(NSA)が、「英国の情報機関」と共同でスパイ活動を行ったという。69件の電話番号がスパイ行為の対象となった。なお、そのうちの大多数は、ドイツ経済省のものだった。またスパイ行為は、農業省、外相、外務省の経済課、欧州中央銀行にも及んだ。

南ドイツ新聞によると、スパイ行為の関心は、まずは金融や貿易政策の関係者に向けられ、その対象は、恐らく、具体的な人物ではなく、役職だったのではないかとの見方を示している。

伝えられたところによると、スパイ行為は、2010-2012年まで、ドイツ経済省の電話やファックスに対して行われた。一方で、現在のドイツの経済発展相ガブリエル氏も監視対象だった可能性もあるという。

これより先、フランスのメディアは、「ウィキリークス」の情報として、フランスの政治家やビジネスマンに対するNSAのスパイ行為に関する情報を公表した。その情報によると、米国の情報機関は、フランス企業や経済省の指導部、また大規模取引の締結、フランスと国際機関とのコンタクトなどに対して、大規模なスパイ行為を行っていた。

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