ヤツェニュク首相いわく、ギリシャは「無責任」の見本を示しており、これによってウクライナは「厳格な改革」を行なうのも難しくなっている。ウクライナ政権は自らの尽力でこれから数年間でEUおよび米国から250億ドルを期待している一方で、ギリシャはすでに3000億を獲得したあげく、さらに要求を掲げている。
ギリシャ問題のおかげでウクライナは「自前の危機との闘い」に困難を強いられている。議会には様々な勢力から年金、エネルギーセクターなどの改革拒否法案が提出されている。
フィナンシャル・タイムズ紙によれば、数日前、IMFは「IMFにしては稀有な政治介入」に出て、ウクライナ議会は「短期的な利益のために経済改革に逆行しよう」とするリスクを犯していると警告を発している。