西側メディアはウクライナにおけるボーイング機墜落事故に関する国際調査に圧力をかけている

© AP Photo / Dmitry Lovetskyウクライナにおけるマレーシア航空のボーイングMH-17便の事故
ウクライナにおけるマレーシア航空のボーイングMH-17便の事故 - Sputnik 日本
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ロシア連邦航空輸送庁(ロスアヴィアツィヤ)は、マレーシア航空のボーイングMH-17便の事故の捜査が正しく報道されているとは言えない、との立場だ。西側メディアは捜査の完了前に「犯人」を指名することで世論に圧力をかけようとしており、一方でロシア側の証拠や結論は無視されているからだ。

オランダ、ボーイング機墜落現場の捜査を終える - Sputnik 日本
オランダ、ボーイング機墜落現場の捜査を終える
ロスアヴィアツィヤのオレグ・ストルチェヴォイ副長官は今日の会見で次のように述べた。「本件の捜査について、報道が正しくなされているとは言えない。西側のジャーナリストら及び政治家らはバイアスのかかった情報を出し始めている。これは、一義的な結論が得られるように、国際捜査委員会に故意に圧力をかける試みと見ることが出来る」。

CNNは水曜、オランダの捜査チームの最終報告書案を知る人物の言葉を引用して、ウクライナにおけるマレーシア航空のボーイング機墜落事故の犯人は義勇軍およびマレーシア航空だ、と報じた。最終報告書には同機を墜落させたミサイルの正確なタイプや、その軌道までが記されているという。ただし、証拠は特に示されず、報告書そのものからの引用もなされなかった。

一方でロシアの捜査委員会は、マレーシア航空のボーイング機がウクライナで墜落したのは、ロシア製のものでない空中発射式ミサイルに撃墜されたからだ、との説を有力視している。

「有力な説としては、われわれの手元には、航空機は空対空ミサイルに撃墜されたとする、鑑定で立証されたものを含め、諸々のデータがある。しかも、専門家らによれば、ミサイルの型式まで特定されており、それがロシア製のものではないことまで分かっている」。昨日、ロシア捜査委員会のウラジーミル・マルキン報道官はこのように述べた。

「われわれにとって重要なのは、本件に関してあらゆる説を詳細に検討することだ。少なくとも捜査委員会は常に、刑事事件をそのように捜査している」とマルキン氏。

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