公式発表は17日、テクニカルなディテールの詰めの作業が行われた後でなされる予定。さらに、EU諸国議会による承認も予定されている。
ブリッジローンによりギリシャは20日、欧州中央銀行に対し、35億ユーロの支払いを行うことが出来るようになり、EUの財政支援に関してツィプラス首相が交渉を行っている間、ギリシャを支えることが出来る。
ギリシャ議会は16日、3年間にわたり860億ユーロを受け取るために必要な一連改革に関する法案を承認した。
ギリシャとEUは13日、債務危機からの脱出に関するプログラムについて、合意を達成した。ギリシャは財政緊縮策と引き換えに融資を受ける。緊縮策は税制改革・年金改革を含むもの。5日の国民投票では国民の61.31%がこれら措置に反対票を投じた。
IMFの専門家らは、ギリシャ救済は860億で済むとは考えにくい、とし、債務の一部削減、返済期間を延長し30年とすることなどを提案している。