スプートニク:ウクライナ東部にマレーシア航空のボーイング機が墜落して、今日で一年になる。この悲劇についてどうお考えか。
コフマン:話の初っ端から、訂正を許して欲しい。墜落ではない、航空機は自分から落ちたのではない。ウクライナ軍によって撃墜されたのだ。それが正規軍であったのか、それともナショナリスティックな軍団たったのかは知らない。しかし、同機が武器を持たない義勇軍に撃墜されたのではなく、ドンバスにおける軍事作戦に全く参加していないロシアによって撃墜されたのでもないことは、全く明らかだ。それは100%明らかだ」
スプートニク:マレーシアとオランダはボーイング機落下について捜査する国際法廷の開設を目指している。ロシアは反対している。あなたがたはこのことについてどういう立場か。
コフマン:我々は一年間、MH17の悲劇を忘れなかった。一年間、証拠の数々を提供すべく努めた。その点、相手方は何をしたか。証拠を無くしてしまった。同機の残骸も無くしてしまった。もはや何を言うことがあろうか。我々は国際社会に対し、提供できるものは全て提供したのである。
スプートニク:つまり、法廷というアイデアを支持しないと?
コフマン:法廷を開きたがっているのは米国だ。米国は欧州を仲立ちにして、あらゆる悲劇の責任をロシアに押し付けようとしている。残念だが、私は、ウクライナ、欧州、米国の政治家らは、反ロシアだ、と断定しなければならない。ただ、周知のように、歴史は繰り返す。こうした状況は過去にもあった。そこでは、幸いと、大祖国戦争に見られるように、偉大なる勝利で終決した。残念なことに、我々の敵方は、歴史の教訓にあまり注意を払わなかったという感覚がある。