独連邦議会 ギリシャへの「最後の試み」を承認

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ドイツ連邦議会は、ギリシャへの新たな、三度目となる財政援助に関する交渉を始めるとの政府の意向を支持した。

審議の中で議員達は、ドイツに欧州安定メカニズムの資金でギリシャを保障し、しかるべき交渉の開始を許可すべきだとのドイツ財務省の要請をめぐり投票した。

参加した598人の議員のうち、439人が賛成、119人が反対、40人が棄権した。

メルケル首相は、議員達に、ギリシャに対し三度目となる新たな融資を目指す政府の意向を支持するよう呼びかけた。

金曜日メルケル首相は、連邦議会で次のように述べた。

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「我々は、ユーロ圏19のメンバーからなる困難な交渉の中で、この半年の打撃とあらゆる懐疑論にもかかわらず、いかなる犠牲も払わず、欧州の諸合意を基盤に、その枠内で、最後の試みに取りかかりつつある。それは、ギリシャの要請が欧州安定化メカニズムに従って通るようにするための前提条件作りの試みだ。」

又メルケル首相は、ショイブレ財務相支持を表明した。ドイツ国内を含め、多くの人々が、ギリシャのユーロ圏からの離脱、所謂Grexitの見通しに関するショイブレ財務相の見解を批判している。
例えばドイツ連邦議会における「左派」の代表(左派党議員団長)であるギジ議員は、金曜日、恒例となった感情的演説を行った中で、ドイツ政府とショイブレ財務相を、ギリシャにとって耐え難い諸条件を創り出しているとして非難した。

ギジ議員は、次のように述べた―

「ショイブレ財務相。あなたは欧州の理想を崩壊させる途上にいる。ドイツの国益にとって何がプラスなのか言ってほしい。私の考えでは、あなたはドイツに害を与え、それも執拗に害を与え続けている。欧州の他のすべての国々、最も重要なマスメディアは今や、ギリシャではなくドイツについて論議している有様だ。我々は、ギリシャ及びギリシャ政府と連帯し続けるが、あなたの政策には『否』と答えうるだけだ。」

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採決の際、一部の議員達は、純粋に政治的動機に基づいて行動した。メルケル首相の会派キリスト教民主・社会同盟のカウデル議員は、ドイツ指導部と議員達が、ギリシャのEU圏への受け入れが政治的決定であったことを知っていた事に注意を促し、次のように指摘した―

「我々は皆、ユーロ圏へのギリシャの受け入れが、政治的決定であったことを知っていた。恐らくギリシャは、安定性という点で、あらゆる必要事項に合致していなかった。しかしそれでも、ギリシャはユーロ圏のメンバーとなった。」

水曜日から木曜日にかけての深夜、ギリシャ議会は、交渉を実施し、欧州安定化メカニズムと合意を結ぶのための緊急措置に関する法案を承認した。こうした法案の採択は、ギリシャの銀行の流動性を再開させ、この国の経済を救う新たな援助プログラムを開始する条件とされている。

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