メキシコ内務省は、非常事態宣言は火山活動の活発化をうけてのものと強調。コリマ州の5つの地区で宣言が発令されている。
コリマ火山は7月12日、前触れもなく、急激に活動を活発化させた。専門家らは、活動の特徴は1913年に起きた大噴火の前触れに似ていると指摘している。
火山付近の居住区からは数百人がすでに避難させられている。
コリマ火山はメキシコ版「ベズビオ火山」の異名を持つ。北米大陸にある活火山では最大級に数えられ、標高4000メートル、火口の直径は600メートルもある。
コリマ火山の火山活動はかなり活発で、1576年から現在までの間の噴火回数は40回を越す。2015年1月22日の噴火では高さ10キロの火山灰の柱が噴き上げられている。