両機関は、6月にシリアのハセケとイラクのモスル郊外で化学兵器が使用されたとする3件のケースについて調査するために専門家を派遣した。収集された情報は、ISが、自作の爆破装置と、塩素やその他の化学物質が入った弾の使用を試みたことを物語っている。
コンフリクト・アーマメント・リサーチのトップを務めるジェームズ·ベヴァン氏によると、専門家たちはモスルのダムを訪れて、毒性物質の入った迫撃砲が見つかったとする情報の調査に取り掛かった。弾は爆発しなかったものの、専門家たちは、強い臭気を放つ黄色の液体が入った容器が地面に落ちているのを発見した。その後、専門家たちは、頭痛と嘔吐に見舞われた。これは塩素の作用と一致している。
クルドの民兵部隊は、毒性物質が用いられた影響として、「見当識障害、意識消失、下半身の痛み、一時的な局部麻痺」などを挙げている。
複数の場所で、兵士からホスフィン(PH3)による障害が見つかった。