カーター長官は、イスラエルに向かう飛行機の中で記者団に対し、次のように発言した-
「理由の一つは、この合意が良いものであるからで、それは軍事的バリエーションの阻止を規定していない。我々は、イランが合意の諸条件に反した場合に取る行動や軍事的解決法を今も保っているし、常に改善している。」
先に新聞「Wall Street Journal」は、米国政府が、イランとの合意をめぐりアラブ諸国を含め同盟諸国が懸念を明らかにしていることを背景に、彼らに統一的な対ミサイル防衛システム創設において、追加的な援助を与える可能性があると報じた。
同紙のホワイトハウス内の消息筋によれば「現在米国は、ペルシャ湾岸のアラブ諸国への武器供給を加速化する可能性の模索に特別な注意を割いており、それらの国々に統一的な対ミサイル防衛システムを創設するプランの遂行を、これまでよりも積極的に進める意向だ」との事だ。