ロシア・アイルランド養子縁組協会のメリー・ハント代表によれば、ジェイムス・ライリー児童問題相は、ロシアの子供達を養子にしたいと望んでいるアイルランド人達に対し「そうした合意締結の可能性があるかどうか」答えていない。
ロシアは、児童擁護と外国での養子縁組に関する協力についてのハーグ条約を批准していない。そのため問題解決のためには、ロシアと二国間合意を結ぶ必要がある。
アイルランドのリベラル中道政党フィアナ・フォイル-共和党のロベルト・トロイ議員も、協会の立場を支持している。協会の一連のメンバーのもとには、すでにロシア人養子がいるが、協会は新たにロシアから養子を迎えたいと欲している。しかし現在に至るまで、アイルランド政府は、そうした求めを無視している。
ロシアはすでに、フランスやイタリア、スペインと二国間合意を結んでいる。なおハント代表によれば、アイルランド政府は、これらの国々より早く、同様の交渉を開始していた。代表は「それでもやはり我々は待っている」と述べている。