それによれば、「衛星は少なくとも11回にわたり、軌道投入に使われた加速ブロックへの接近を行った」「こうした動きを取れるということは、絶対ということではないが、おそらく対衛星兵器の存在を示唆するものである」。
「コスモス2504」は3月31日、通信衛星「ゴネツM」3基とともに起動に投入された。発射に利用されたのは加速ブロック「ブリズKM」を備えた打ち上げロケット「ロコト」、スタートはプレセツク宇宙基地。
先に、米国は同種のロシア衛星「コスモス2499」を注視している、との報道があった。これに関してロスコスモスのオレグ・オスタペンコ元長官は、小型衛星「コスモス2499」および「コスモス2491」は軍事目的の衛星ではない、と主張した。同氏は、ロシアは宇宙空間への兵器の配備には一貫して反対している、と強調した。