このフランス女性は胎内で、または出生時、母からHIVに感染した。生まれてから数年は医学的な援助を受けたが、6歳のとき、家族は治療と薬を拒否した。それから12年が経つが、女性は健康である。
パステル研究所のアシエル・サエズ・シリオン代表によれば、この女性には遺伝学的に特異な点は何ら発見されていない。
報告書によれば、病気が早期に発見され、小児が適時に必要な治療を受けた点が病気の進行に影響した。このケースから、「HIVに感染している児童は、早期に治療を受ければ、長期的に小康状態を保つことが出来る、と考えられる」と医師らは強調する。