同訓練は、地域の複数の国が領有権を主張している水域および諸島をめぐる状況が緊迫している中で行われている。チャイナ・デイリー紙は、中国海南海事局の発表を引用して、「(民間)船舶が訓練海域に入ることを禁止する」と伝えた。
最近、中国と米国は、南シナ海の情勢が緊迫したことを受けて、激しい声明を出し合った。中国は、南シナ海の南沙諸島で人工島を建設し、埋め立てを拡大するなどして、積極的に建設を進めている。中国は依然として、南シナ海の境界に関して、ブルネイ、マレーシア、ベトナム、フィリピンと意見を異にしている。フィリピンは6月、南シナ海で米国および日本とそれぞれ演習を実施した。
中国は、南シナ海に300平方キロの排他的経済水域を有するとしている。米国は、中国に対して、南シナ海の開発を中止するよう何度も呼びかけているが、中国は、同水域は中国の主権下にあるとの声明を表している。