極東発展省のガルシカ大臣は「同プログラムは非常に重要だ」と語る。大臣によれば、プログラムはクリル諸島への優先発展特区の創設がどのような形でなされるかを規定するものとなる。
プログラムを策定するというアイデア自体は昨年末に閣議承認されている。メドベージェフ首相は当時、プログラムが「クリルが住んで快適、働いて楽しい、ロシアの現代的領域になるきっかけに」なることへの期待を示した。投資の総額は680億ルーブルと定められている。主な方向性としては、交通の便を改善し、経済の安定成長のための条件を整備し、社会インフラを近代化し、自然災害に対する現代的かつ複合的安全保障システムを構築することなどが挙げられている。