ギリシャへの第3次金融支援に関して合意が結ばれたにも関わらず、71%が財政破綻は不可避である、と考えている。ギリシャが支援によって長期的に危機を脱すると見ている人は5人に1人に過ぎないことが分かった。
アテネでは金曜、ギリシャと「4者」すなわち融資を担う欧州中央銀・IMF・ユーロ委員会と融資枠を定める欧州安定化メカニズムによる技術的交渉が始まった。
ロイターによれば、ドイツ国民はこの交渉にも懐疑的である。ギリシャは合意がなされた改革を実現し、緊縮策をとるだろうと考える人は、4人に1人に過ぎない。73%が「ギリシャは合意を履行しない」と見ている。
また、ギリシャがユーロ圏にとどまることを望むドイツ人は2人に1人だ。合意が結ばれ、金融支援がはじまる前の、7月初頭の時点では、ギリシャのユーロ圏離脱に賛成する人は52%、反対は45%だった。
ギリシャ議会は木曜朝、800億ユーロ超に及ぶギリシャ支援プログラムに関する第三次メモランダムの締結をめざす交渉を債権者側と始めるのに必要な政府法案の第二段を採択した。