極めて奇妙な戦法:北朝鮮、韓国ミサイルの効果範囲内に榴弾砲を配備

© AP Photo / Lee Jin-man北朝鮮、韓国ミサイルの効果範囲内に榴弾砲を配備
北朝鮮、韓国ミサイルの効果範囲内に榴弾砲を配備 - Sputnik 日本
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北朝鮮は韓国との海上の境界線沿いにある小さな島に122㎜口径の榴弾砲を配備した。榴弾砲は韓国ミサイルの効果範囲に入っている。聯合通信より。

この行動は軍事的観点から説明不可能であるという。というのも、榴弾砲は韓国ミサイルからわずか4.5kmの距離にあり、簡単に破壊できてしまうからである。

黄海にうかぶ北朝鮮の無人島カリドに4台の榴弾砲が設置された。「カリドそのものが現在ヨンピョンドに配備されているわが軍の大砲およびミサイルの射程範囲にある」と韓国の軍事専門家。ヨンピョンドには2013年以降、射程距離20kmのホーミングミサイル「スパイク」が配備されている。

韓国の専門家らによれば、朝鮮人民軍最高司令官で北朝鮮の現指導者である金正恩氏の指示がなければ兵器の配備は不可能であり、そのことを考えると、今回の行動は「前例のないものであり」、「きわめて奇妙な戦術」である。

2010年、ヨンピョンドで、南北の軍事衝突があった。北朝鮮が空軍基地に対して数百発の砲弾を浴びせ、家屋数軒が炎上、韓国軍人1人が死亡、さらに数人が負傷した。北朝鮮側は、自らの領海に対して韓国が砲弾を撃ち込んだとして、韓国を非難している。

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