ペテルブルグのコンスタンチン宮殿におけるW杯の事前抽選会に先立つ会談でブラッター氏は、式典にFIFA実行委員がフルメンバーで参加することを伝えた。
同氏はFIFAがロシアとロシア指導部を全面的に信頼していることを強調しつつ、「2018年W杯ロシア大会の開催プロジェクトについて、FIFAがロシアを全面的に支持するということで、実行委員会は先日、新たな決議を採択した。そのことをお伝えしたい」と述べた。
「FIFAは、ロシアがW杯を成功させることを確信している。この意味で、ロシアに伝えたいのは、我々はあなた方を支持する、ということだ。そのことは現下の地政学状況にあっては特段に重要なことだ。なぜならここでは世界をよりよくしたいという我々の願いを語るだけでは不十分で、我々は平和を支えるために、サッカーの平等を支えるために何か具体的な行動をしたいのである」「尊敬する大統領閣下、私はあなたに、ロシア連邦に、ロシアの全国民に感謝したい。あなたがたはご自分のことをまことに誇りに思ってよい。あなたがたは2018年サッカーW杯を開催できることをまことに誇ってよい」
FIFAのブラッター会長はロシアのプーチン大統領に対しこのように語った。
W杯は2018年6月14日から7月15日にかけて、ロシア11都市12スタジアムで行われる。舞台となるのはモスクワ、カリーニングラード、サンクトペテルブルグ、ヴォログダ、カザン、ニージニ・ノヴゴロド、サマラ、サランスク、ロストフ・ナ・ドヌー、ソチ、エカテリンブルグである。