アザロフ氏は、パイエット大使はどのような国際規則に則ってウクライナの内政問題に公に介入するのだろうか?と関心を表し、「もしそうであるならば、米国大使ではなく、国境を接するハンガリーの大使がはるかに大きな懸念を表すべきである」と指摘した。
アザロフ氏は、なぜウクライナ上層部は問題の解決から距離を置き、米国大使にその責任を任せたのだろうか?と問いかけている。アザロフ氏は、「誰にとっても明確だが、ザカルパチエでは、現実的なボスが待たれている。なぜなら実のところ、ウクライナの現実的なボスは、米国大使だからだ」との考えを表した。
パイエット大使は、ウクライナの政治プロセスの積極的な参加者となった。大使は、「コロモイスキー氏の無謀な行動を止めさせる必要があった時」、「ウクライナ最高会議が、憲法修正に賛成する気がなかった時」、「グルジアのサアカシビリ元大統領をウクライナのオデッサの知事に任命する必要があった時」などに、招かれた。
アザロフ氏は、「私が首相を務めていたとき、パイエット氏は大使だった。尊敬すべき大使ではあったが、それ以上のものではなかった」と強調した。