新たな海洋ドクトリンでは、軍事インフラをロシアの国境に近づけている北大西洋条約機構(NATO)の計画について、許容できないと述べられている。ロシア大統領府がサイトで発表したとこによると、ドクトリンのこの箇所は、NATOとの関係を定義する要素となっている。
大統領府は、「NATOの軍事インフラをロシアの境界に向けて移動する計画と、その計画にグローバルな機能を付与する試みは許容できないものであり、これはロシア連邦にとってNATOとの関係を定義する要素であり続けている」と発表した。
なお、ロシアのロゴジン副首相によると、ドクトリンの変更箇所は、世界の軍事海洋状況の変化に基づいている。特に、NATOの東方拡大と、クリミアがロシアに加わったことが変更の根拠となった。