投票は2016年6月に行われると見られている。
英紙インディペンデントによれば、「首相の考えでは、2016年は結果的に相当限定的なEUの複合的改革を宣伝するチャンスが高まり、EU脱退で英国が蒙りかねない経済的リスクを割り出すことが出来るようになる」。
キャメロン首相はEUと断交することには反対である。しかしながら、現在の国内外の政治的動向を利用して、結果的に英国がEUに留まるようにしつつ、同時に英国からEUに対する一連の要求を履行させるようにしたい考えだ。
英国が不満に思っているのは、英国議会の権限が制限されていることだ。また、東欧諸国から移民が大挙流入していることも国内で不満を呼んでいる。
英国の政治家らはギリシャの前例で自信をつけている。EUはギリシャのEU脱退を防ぐためにあらゆることをした。してみれば、自分のために特殊な条件を認めさせることも出来るだろう、と英国は見込んでいる。