研究チームの一員ポール・シェンク氏は語る。「ケレスに発見したクレーターは、土星の衛星であるディオネやテティスに見られるへこみに、深さや大きさにおいて酷似している。サイズや密度がそっくりなのだ。これは、ケレスの大部分は氷でできているかもしれぬ、ということだ」。
米国の探査機ドーンは、NASAが2007年9月末に打ち上げたもの。最大の小惑星のひとつベスタを調査し、その軌道を外れて、1年後には地球に市場近い準惑星であるケレスに向かうという、史上初の宇宙機器となった
© 写真 : NASA/JPL-Caltech/UCLA/MPS/DLR/IDA探査機ドーン、ケレスの新地形図を地球に送る
探査機ドーン、ケレスの新地形図を地球に送る
© 写真 : NASA/JPL-Caltech/UCLA/MPS/DLR/IDA