共同通信によれば、中国船が、日本のコントロール下にある尖閣諸島周辺海域に現れたのは、今年に入って21回目の事だ。
共同通信は、第11管区海上保安本部(那覇市)の発表を引用し「今回領海に侵入したのは、中国海警局所属の公船『海警(ハイツジン)2307』と『海警2308』の2隻で、日本側は退去を求めた」と報じた。これに対し中国船の乗組員らは、中国語と日本語で「この海域は、中国の法的管轄下にある」と答え、日本船に対し逆に退去を求めた、との事だ。
東シナ海の係争海域における日本と中国の関係は、2012年、日本政府が、島の地権者から、中国も領有を主張している5つの島のうち3つを買入れた後、大きく悪化した。