32ページからなるこのウルドゥー語で書かれた冊子には、イスラム国のインドに対する攻撃を通じた全面戦争に米国を引き込むことを目標とした戦略が書かれている。
また、アフガン脱出後の米兵および米国人外交官・パキスタン役人に対する攻撃の筋書も詳しく書かれている。また、数十あるパキスタンおよびアフガンのタリバン分派をひとつのテロ軍に結合する課題も示されている。
「カリフ国家は全世界を掌握し、アラーに反対する最後の一人の首が飛ぶまで生き延び、開花するという事実を理解せよ」とある。
米国は今日、こうした文書が存在すること、またそのディテールを発表した。パキスタンのタリバンと関係をもつパキスタン人から米メディアが入手したものだという。米国の諜報機関は現時点で、その真正性を確認している。イスラム国の外の書類と同じような文体が見られるという。現時点で明らかになっているのは、米国軍事諜報局元長官で中将のマイケル・フリン氏が文書を読み解き、それが「イスラム国の特別なキャンペーン計画である」こと、真剣に取り扱うべきものであることを述べた、ということである。