ストルミナ氏によると、国際舞台における最近1年間の出来事は、欧州人権裁判所が「ダブルスタンダードを使い、ロシアからの訴えを偏見を持って扱っていることを再び明確に示した」という。
ストルミナ氏は、「正義と平等の原則に基づいた多極世界を形成する重要性や、ロシアと多くのアジア諸国との協力がダイナミックに発展していることを考慮した場合、人権に関する代替機関をユーラシア地域に設立することは適切であると思われる」と指摘している。
ストルミナ氏は、「人権に関するユーラシア裁判所を設立する合目的性について検討する可能性について吟味するよう」を求めている。
ストルミナ氏がロシアのラヴロフ外相に宛てた書簡の中では、「2015年9月に北京で第二次世界大戦終結を記念したパレードに合わせて開かれる首脳会談で、この提案について事前協議を行うことが可能である」と指摘されている。