国際アーミーゲームの開会式
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/ 国際アーミーゲーム2015は今月1日から15日まで、シベリアからクラスノダール地方にいたる11の練習場で行われる。
初日はアラビノ練習場で、「戦車バイアスロン」競技がスタートする。ロシアが中国を除く全参加者に提供するT-72による競技だ。中国は自前のType-98を使用する。
国際アーミーゲーム・プログラムには、野戦シェフのコンテスト「戦場の料理」というスパイスが用意されている。この「グルメ戦争」では、ロシアおよび外国の従軍シェフらは、重量挙げや競争など、身体的な力と、武器の使用技術に加え、調理技術、デザート作りの技術のほどを示すことになる。
国際アーミーゲームには、ロシアからジャーナリスト1500人、25カ国から外国人ジャーナリスト400人(日本、米国、ドイツ、中国など)が参加を申請している。
国際アーミーゲームの開会式
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/ ゲームへの招待状は34カ国に発送された。NATO諸国も含まれているが、アントーノフ国防次官によれば、NATO諸国は政治問題を根拠にロシアでの大会に参加することは拒否した。
アントーノフ氏は、スポーツは政治の局外にあり、NATOとロシアは「互いを戦車の照準ごしに見ることをやめ」るころあいであるとし、米国およびNATO諸国が遅かれ早かれ現代的な軍事ゲームに参加し、これを真の意味で五輪規模に引き上げることへの期待を表した。