彼らは、ドンバスでの内戦の状況を熱心に見守っているが、それは決して、いつ戦いが終わるだろうかといった関心からではなく、現地では軍の活動がどう展開されているかをリアルタイムで知り、それによって次のゲームの戦略を計画するためだ。多くの若者達が、自分用に、ユニホームや袖章、眼鏡、軍靴を購入し、あらゆるディテールまで綿密にそろえられたコスチューム・ゲームに興じている。
そうした一例は、以下のサイトで写真を見ることができる。
© 写真 : Screenshot: Kumanori0108「私物、支援品マシマシのウクライナ空挺をイメージしました」
「私物、支援品マシマシのウクライナ空挺をイメージしました」
© 写真 : Screenshot: Kumanori0108
もちろん、人が自己責任で、自身の気分を高揚させ、楽しく時間を過ごそうとする場合、多くの事が許されるだろう。しかしやはり、自然に次のような疑問が湧いてくる。この写真の人たちは、彼らが真似して得意になっているこの「英雄たち」の手によって、ドンバスでどれだけの人が死んでいるか、知っているのだろうか、と。