ジャーナリスト自身はすでに、連邦検察庁から、国家反逆罪容疑での取り調べ開始通告書を受け取った。二人とも、こうした容疑は馬鹿げたことだと反発している。
英国の元諜報員、アニー・マション氏は、ドイツ当局は「最も重要な価値の一つは、言論と報道の自由だと言っておきながら、狡猾だ」と指摘し、次のように述べたー
「この10年、特務機関、軍人あるいは政府の役人など、秘密を暴露する人達は皆、刑事責任を問われる事も含め、非常に高い代償をしばしば払っている。それでもマスコミで働く人々は、現在に至るまで、報道の自由というドクトリンに守られてきた。それは、ジャーナリストというものは、社会の利益の為に働いているというものだ。それゆえ、私の見るところ、ジャーナリストが同胞の目を開かせ、あなた達の権利が侵されていると指摘する時、それを反逆と呼ぶのは、極めて深刻な誇張である。
恐らく、当局は、真面目なジャーナリスト活動を試みている小さな独立インターネット・ニュースサイトという御しやすい獲物を見つけたのだろう。これはまさに、ダビデとゴリアテの戦いだ。」
国家反逆罪で有罪となった場合、最高刑で禁固15年の判決が言い渡される可能性もある。