日本人ジャーナリストの安保鉄也(あぼ・てつや)氏は、5月からモスクワのシェレメチヴォ空港で生活している。シェレメチヴォ空港は、祖国への帰国を望まない安保氏にとっての避難所となった。
© Sputnik / Maksim Blinov / メディアバンクへ移行シェレメチヴォ国際空港Dターミナルにある安保氏の「仮設アパート」。ここには、ジャケットとスーツケースによってつくられた障子のような機能を果たす仕切りのようなものがあり、靴は日本式に「部屋」の外に置かれている。
シェレメチヴォ国際空港Dターミナルにある安保氏の「仮設アパート」。ここには、ジャケットとスーツケースによってつくられた障子のような機能を果たす仕切りのようなものがあり、靴は日本式に「部屋」の外に置かれている。
しかし、「家」の中にこもりきりではつまらない。
その時、安保氏は靴を履く。そして散歩に出かける。
そして散歩に出かける。
空港職員は、この不思議な「間借り人」にすっかり慣れてしまい、特に関心を示していない。
ほら、全く無関心。
安保氏は、人が少ない時を選んで、明るいホールをゆっくりと歩く。
もう家に帰る時間だ!
歯を磨く。
そして休む。