インドの人口が2020年までに世界最多に

© REUTERS / Adnan Abidi中国の高齢化によりインドの人口が2020年までに世界最多に
中国の高齢化によりインドの人口が2020年までに世界最多に - Sputnik 日本
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国連が発表した新たな「世界人口展望報告」によると、インドの人口が2022年までに中国を抜いて世界最多になる可能性がある。BBC Newsが伝えた。

「世界人口展望報告」によると、中国の人口は2030年までは現在の13億8000人からほぼ変動しないが、その後、徐々に減少する。インドは2022年までに現在の13億1000人から14億人まで増え、2030年には15億人、2050年には17億人に達する可能性がある。

中国の60歳以上の人口は、2015年1月1日までに2億1242万人(総人口の15.5パーセント)となった。中国政府はこのような状況を懸念し、「一人っ子政策」を見直している。2013年には、夫婦のどちらかが一人っ子である場合、2人目の子どもの出産が認められるようになった。しかし出生率の急増にはつながらなかった。2014年に2人目の子供の出産許可を申請した夫婦は、100万組に満たなかった。この数字は、中国政府が予想した数の半数にすぎなかった。

また国連の報告では、ナイジェリアの人口が2050年までに米国を追い越し、7位から3位に浮上する可能性があると予測されている。なお今後35年間でアフリカの人口増加数が、世界の人口増加数の半数を占める可能性があるという。

国連人口部のジョン·ウィルモット部長は、「貧困国に人口の増加が集中していることは、貧困、不平等、飢餓との戦いをより困難なものにする」と語った。

世界の人口は2050年までに73億人から97億人に増え、2100年にはおよそ112億人になると予測されている。

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