アザロフ氏によれば、現指導部は西側の「指令を履行している」。「指令を履行し、その対価に借款という名の見返りを得ている」とアザロフ氏。
あわせてアザロフ氏は、ロシアを「侵略国」と呼ぶキエフの立場を批判し、次のように述べたー
「『侵略国』は毎日石油を供給しています。ガスも石炭も電力も届き続けています。もしロシアがなかったら、ウクライナ全体が熱と電気を奪われてしまいます。『侵略国』のすることは何もかもウクライナを救済することばかりです。」
委員会は候補者としてウラジーミル・オレイニク氏を推挙した。ウクライナ議会の第5・第6・第7期で議員を勤めた人物だ。
オレイニク氏自身、同じ記者会見で、ウクライナで前倒し大統領・議会選挙を行うよう呼びかけた。
いまアザロフ氏はウクライナ国外にいる。ビクトル・ヤヌコヴィチ大統領が政権を追われた2014年のクーデターのあと、ウクライナを出たのだ。新政府は複数の元高官を刑事立件した。アザロフ氏は、どのような身分としてであれ、ウクライナに帰るにやぶさかではないが、今の政府が退陣することは必須条件だとしている。
「ウクライナに帰り、ウクライナの民衆を助けるだろうことに、一切の疑いを抱いていない」とアザロホウ氏。