米国の石油加工工場は6・7月、一日平均7万バレルのロシア産石油を取得した。主要な顧客はデラウェア州、ニュージャージー州、ペンシルバニア州の加工工場。
フィナンシャルタイムズによれば、北海BrentとWTI混合という2種の石油の価格差が縮まったために、輸入が増大したものという。ロンドンのインターコンチネンタル取引所(ICE)の価格で、現在Brent銘柄はバレルあたり51.85ドル、
WTIは46.82ドル。その差はわずか5ドルあまりで、6月初頭にはこれが一層小さく、わずか2.65ドルだった。3月には13ドルになった。
購入量増大のもうひとつの理由は、欧州市場で原料が過剰になり、輸送費が下落したこと。