安倍首相 日本への監視が事実であれば日米関係を揺るがしかねない

© REUTERS / Toru Hanai安倍首相 日本への監視が事実であれば日米関係を揺るがしかねない
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安倍首相は5日、バイデン米副大統領と電話会談し、米国家安全保障局(NSA)が日本政府などの電話を盗聴していたとする内部告発サイト「ウィキリークス」が公表した情報が事実であれば、日米関係に影響を与える恐れがあるとの考えを表した。

安倍首相は、「仮に日本の関係者が、盗聴の対象となっていたことが事実であれば、同盟国の信頼関係を揺るがしかねないものであり、深刻な懸念を表明せざるをえない」と述べ、調査結果を日本側に説明するよう求めた。

バイデン副大統領は「今回の件が日本で大きな議論を呼んでおり、安倍総理大臣と日本政府に迷惑をかけていることは、オバマ大統領ともども大変申し訳なく思っている」と述べた。

またバイデン副大統領は、「2014年にオバマ大統領が出した大統領令を踏まえ、現在、アメリカ政府は、日米関係を損なう活動は行っていない。現在、直面するさまざまな脅威に鑑み、すでに強固な日米の協力関係を一層強化していきたい」と語った。

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