サイトへのアクセス封鎖を行なう作業自体、数日間を要する。インドの通信情報技術省はアクセスの厳格な禁止はなく、児童がポルノサイトにアクセスできないために、最高裁判所の「通信オペレーターおよびインターネット・プロバイダーにポルノサイトへの自由でオープンなアクセスへの管理を強めるよう勧告する」程度に留まっている。
インドでは以前と変わらず成人は通常のポルノを閲覧できるが、そのためには民間のバーチャルネット(VPN)またはプロキシを利用しなければならない。
インターネットのポルノへのアクセス禁止はインドのソーシャルネット上で激しい議論を呼んでいる。これに不満を示すインターネット・ポルノの愛好家はタグの#pornbanを用い、なぜ行為能力のある成人が自宅で手の込んだ手段を用いずともポルノを楽しむということができないのか、説明を求めている。
一方で、これに反対し、道徳保護を求める市民らはポルノはインドの昔からの文化を破壊していると主張。インド政権は、児童ポルノが掲載されたサイトのみアクセスを封鎖すると約した。
サイトPornHubが収集した統計によれば、インドのインターネットのポルノ閲覧者の数は米国、英国、カナダについて世界に4番目に多い。