北大西洋条約機構(NATO)欧州連合軍陸軍司令官のベン・ホッジス中将は、「ロシアの砲に直面したことのある米国人はこれまで1人もおらず、電子戦の重要なシステム、妨害の実行あるいは情報収集と関わったことのある米国人もいない」と考えている。
ロシア軍は米軍とは違い本格的な電子戦部隊を有している。ロシアの電子戦部隊は、作戦司令部や部隊の指揮部のネットワークの活動を無力にすることができる。ホッジス司令官はロシア軍の電子戦能力について「現実離れしている」と指摘した。
「ディフェンス・ニュース」によると、米国防総省は現在の状況を変えるためにプログラムをスタートさせたが、最初の結果が期待されるのは2023年頃であり、プログラムが完全に終了するのは12年後だという。