ラザク首相は「国際鑑定団はレユニオン島で発見された破片が実際のMH370のものであると確定した」と語っている。
首相はさらに、マレーシア政府は行方不明となっているMH370機に何が起きたのか、その真相を解明するため、全力を尽くしていると指摘している。
7月29日、インド洋の仏領ユレイオン島付近で発見された破片はフラッペロンと呼ばれる翼の一部。このほか、マスコミ報道では機体の扉の一部、乗客席の一部も見つかっている。地元の専門家らは破片の出所について3つの異なる説を唱え、そのうちのひとつに2014年に行方をたったマレー機MH370が挙げられていた。
2014年3月8日深夜、マレーシア航空機のボーイング777-200は乗客227人、乗員12人を乗せ、MH370空路でクアラルンプールを発ち北京に向かう途中、レーダー画面から消え、消息を絶った。機内にはロシア人観光客も1人乗っていた。飛行機はインド洋南部を飛行中に何らかのカタストロフィーに遭遇したものと考えられている。