「2隻の当初の金額は12億ユーロだった。新たな合意での支払いはそれより少なくなる。なぜならロシアには、ロシアが現金化することのできるファイナンシャル・コミットメンツがユーロで返還されるからだ。」
これより前、ロシア大統領府広報部は、双方が2隻のミストラル級強襲揚陸艦の造船および供給契約の効力を停止する決定を採ったことを明らかにした。また仏はすでに契約に基づいた費用を計算しており、プラント返却後、船の今後の扱いについて決めることができる。
2隻のミストラル供給契約は仏のDCNS/STXとロシアのロスオボロンエクスポルト(露国防輸出)社の間で2011年に取り交わされていた。仏は1隻目の「ウラジオストク」を2014年11月にロシアへ渡す義務を負っていたが、ウクライナの事件が起きたため、引渡しはなされていなかった。