心筋梗塞、脳出血よ、さようなら

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モスクワ郊外のヒムキ市の研究者らが多くの人々の命を救うことができる薬を開発した。この薬、「トリアレクサバン」は血栓対策用で開発には3年の歳月がかけられた。新薬はベルリンで開催された国際医療サミットで公表され、世界の学会から高い評価を受けた。

「トリアレクサバン」は血管が詰まるリスクを格段に下げることができる。血栓は血の塊りで、術後に動脈、静脈に出来ることが多い。体内をめぐった血液が血管のなかにコルクのような詰まりを作ってしまうからだ。これが脳出血や心筋梗塞を起こす原因になる。血栓性塞栓症による死亡は世界では2番目に多い死因。

今回、モスクワ郊外で開発された新薬「トリアレクサバン」はこうした血栓が出来ないようコントロールする作用がある。また大きな長所としてその安全性をあげることができる。同様の薬剤を服用した際、内出血を起こす危険性はかなり高くなるが、「トリアレクサバン」は内出血のリスクを50分の1も低くすることができる。このほか、外国の薬剤に比べ、2割5分安と手ごろで飲みやすい。

「トリアレクサバン」のロシア国内での販売は来週にも開始される。

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