今年の春、軍の狩猟犬がアライグマを捕らえ、クリュークという名がつけられた。犬にかまれた傷跡が癒えた後、犬の訓練士達は。クリュークのためにアリスというメスを選び、つがいで飼うことにした。
二匹のアライグマのために、特別の檻が作られた。飼っているうちに訓練士達は、二匹の頭のよさに気付き、爆発物を見つけ出すよう教え込むことができるのではないかと期待するようになった。
ユーラシアには、アライグマが広く生息している。彼らは夜行性で、寒くなると冬眠に入る。大変生命力も強く、めったに病気もせず、肉食獣から積極的に身を守り、寿命は20年に及ぶ。
北米では、アライグマは、飼いならされて、しばしば家を守っている。ただ動物学の専門家らは、人間の指示に完全に従うよう飼いならすことができるかどうかについては懐疑的だ。アライグマは、生まれつき、好奇心が強く、攻撃的で賢いと言われている。