ロシア科学アカデミー極東研究所朝鮮研究センターのアレクサンドル・ヴォロンツォフ氏は5月9日赤の広場におけるパレードに参加しないよう米国が西側リーダーらに呼びかけた一件を再度指摘している。
「この通り、歴史は繰り返す。韓国がいまだに北京のパレードへの参加の是非を決めていないことは全く意外である。何しろパク大統領こそ、かつて覚えた中国語まで覚えなおして、中国の現指導部との特別な個人的関係を築くために、個人的努力を傾けていた当人なのだから。それにパレードは、中韓双方に大いなる不幸をもたらした共通の敵国に対する勝利を祝うものなのだ。米国が韓国にはかりしれない影響力を行使していることが疑われる」
中国人民大学国際関係学院副院長、ジン・ツァンジュン氏は次のような意見だ。
「中国は韓国の参加を無論、望んでいる。しかしもし来なくても大過はない。中国がパレードについて持つ狙いは二つ。一つは、「歴史を忘れることなく未来を建設するべきだ」と指摘すること。一つは、対ファシズム戦争の西側における主戦場がソ連だったと同様、東側におけるそれは中国だったのだと、強調することだ。これが中国にとって外国人ゲストが式典に参加しようとしまいと大した意味はない、ということの理由だ」
今日「グローバル・タイムズ」は、北京の式典には少なくとも世界のリーダー50人が招待されている、と報じた。ロシアのプーチン大統領は参加を確約している。先週、クアラルンプールで、中国のワン外相は、米国のケリー国務長官との会談のあと、オバマ大統領はまだ反日戦争勝利70年記念式典への参加の是非を決めていない、と述べた。日本の安倍晋三首相の訪中は予定されていない、とワン外相。