「ロシア版クレジットカードの計画は2段構えだ。順調に進んでいる。第一段階は取引・決済センターの創設だ」と中銀総裁。
「創設、されたのか?」とプーチン大統領。中銀総裁は、首を縦に振った。国際決済システムによる現行のクレジットカード取引もロシア国内のそれについては既にこのロシア版の取引センターで行われている、と総裁。
また中銀総裁は、カードの発行は12月に予定されており、それはパイロット・プロジェクトであり、銀行20行が参加を表明している、と述べた。来年には大量発行が始まり、おそらく3000万枚が発行される。
中銀総裁は、ユーザーの便宜のために、現時点では国際的決済システムとの契約締結がなされている。つまり、ロシア国内では国内向けクレジットカード「ミール」として機能し、海外ではMasterCardやAmerican Expressとして機能する、という形だ。