缶詰シャフトの清掃に当たっていた環境保護局(Environmental Protection Agency, EPA)自身が汚染の犯人という。
5日に砒素と鉛塩300万ガロンが流出したが、EPAはすぐに公表しなかった。
当局は近隣住民および農家に対し、付近の井戸を使わないよう呼びかけている。
EPAは甚大な環境汚染は出ていないとしているが、地元住民はEPAを「環境汚染団体」(Environmental Pollution Agency)と決めつけ、嘲笑している。
また、アニマス川の汚染に因む環境災害の危険により、月曜、ニューメキシコ州のサン・フアン川流域でも非常事態令が出された。アニマス川はサン・フアン川に注ぐ。
貯水池から砒素をはじめとする複数の重金属を含む水、1130万リットルが流出した。汚染水は既にニューメキシコ州に達し、サン・フアン川経由で米南西部最大の大河、コロラドに向かっている。 重金属に汚染された川水がコロラド経由で米国第二の貯水池、パウエルに注ぎ、汚染することが危惧されている。
水流がほぼ無いため、金鉱浄化装置から漏れ出た化学物質はこの人造湖の底に沈殿し、環境にも近隣住民にも多大な被害を出す恐れがある。