今日中に川内原発の自律的連鎖反応が始まり、原子炉の再稼働は成功する見込み。最初の電力生産は14日に予定されている。のち段階的に出力を高め、9月には商業発電が始まる。
川内原発入口には百人ほどが集まり、「危険な原発は必要ない」「福島を忘れたのか」「再稼働を停止せよ」などのスローガンが叫ばれ、無原発体制に終止符が打たれたことに反対した。警官80人が原発入口の警備にあたった。ある参加者は、「福島を見てほしい。あれだけのことがあったあとで再稼働なんて考えられない。到底ゆるせない」と述べた。NHKが伝えた。
「非常に残念。自分が何をやっているのか分かっているのかと問いたい」とある参加者。共同通信によれば、薩摩川内市の商店街には原発の経済効果を喜ぶ賛成派が集会を開いた。
国会周辺でも抗議行動があった。「さらば原発！1000万人行動」の参加者らによるものだ。参加者らは全原発の解体と再稼働停止を求めた。
川内原発は昨年、原発運用当局により、新たに策定された安全基準への適合が認められた。日本は2013年9月から2年間、原発ゼロの時期が続いた。
