ケリー長官はCBSテレビからのインタビューに答えたなかで、自分の電子メールが脅威にさらされている感じが「非常に強い」と語り、「これは十分にありうることだ。ハッカーらがここ数日、一連の米省庁に攻撃を仕掛けていることは我々もわかっている。このため、今手紙を書くときは潜入を想定して書いている」と語っている。
長官は、「人類は何世紀にもわたってスパイ活動を行なってきた。これが今日サイバー空間に移行している。企業はコンピューターの防御に数十億ドルを支払っているが、米政府も同じだ」と語った。
この長官のコメントは、マスコミが米諜報社会からの引用を報じた直後に出された。マスコミは中国人ハッカーらが最低でも2010年4月から、米大統領府の「多くの」代表者ら個人の電子メールにアクセスを行なっていたと報じている。
米公式人らはこれまでにも数度、ロシアが米省庁にサイバー攻撃を掛けているとして、これを非難する声明を表している。一方でこれを裏付ける証拠は、安全規則を理由に出されていない。