住居・公共サービスの急激な高騰ののち、7月末に価格上昇は止まった。全体で7月、ロシアの消費者価格は一度に0.8%上昇し、年率インフレは15.6%上昇した。8月10日時点でインフレレベルは9.4%となっている。
とりわけ野菜が8%の大幅値下げを果たした。しかし、収穫が始まったにも関わらず、ディーゼル燃料の価格は変化していない。ガソリンは0.3%の値上がりにとどまっている。こうしてインフレ鎮静傾向が戻ってきた。エコノミスト諸氏によれば、昨年待つから今年はじめにかけての一連のショッキングなファクター(制裁、ルーブル切り下げ)はもう過去のものだ。今年の最終的な価格上昇幅は未詳であるが、おそらく、公式な予測に近似したものとなるだろう。
財務省は年末にかけてインフレ水準が10.5%から11%になると予測している。ロシア銀行も10.8%と同じような数字を出している。