ロドラウアー氏は次のように述べた。
「中国株式市場では数か月連続の高騰に続いて、6月半ば、急激な修正が起きた。この修正が実体経済に影響を及ぼす可能性は低く、現段階では制度的リスクとなってはいないと見ている」。
「我々は中国政府の市場支援策を歓迎している。市場の混乱を治めるには効果的な手だ。しかし、こうした措置はなるべく早く撤回し、市場が制度的に回復するようにしたほうがよいと考えている」。
中国の金融当局は市場暴落を受け一連の安定化策を打ち出した。空売り(short selling)の禁止や多くの株式の取引停止、大型投資家に対する株式購入勧告などだ。上海株式市場のインデックスは6月半ば、ほぼ4分の1暴落した。