英国のツィッターでは英国人ジャコ・ジットスマンさんがロンドンのテラピア・レーンで撮影したおかしな蜘蛛の巣に覆われた低木がさかんに論議されている。
ジットスマンさんがこの写真を掲載したのは8月4日のことだったが、今になってようやく注目を集めはじめた。ロンドンでこの低木の近くのオフィスに勤めているという男性は毛虫がいたのを見ていた。毛虫は1週間たらずで道路と歩道を隔てるこの低木を巨大な繭にしてしまった。ジットスマンさんの話では、毛虫が繭を作り終えるや否や、巨大な蜘蛛が出てきて、この繭を積極的に活用しはじめた。
Therapia lane infested with ermine moth caterpillars & creepy spiders @CroydonAd @BritishMoths @CroydonGuardian pic.twitter.com/YedmF2Tq8m
— Jaco Zietsman (@alotofbul) 4 августа 2015
デジタル・メディアのMashableはこの写真を昆虫を研究する組織であるButterfly Conservationに送ったものの、研究者らも蜘蛛の巣の出所について誰も特定できなかった。Butterfly Conservationは写真で特定は不可能として、実際、現場を訪れる構え。
そうした中でメトロ紙によれば、こんどは米テキサス州のダラスで昆虫学者のマイク・マーチャント氏が異常な蜘蛛の巣を発見した。
Where's #Shelob and #Frodo? When the #SpiderWebs are this big it's time to run the other way http://t.co/0lMRghBOwX pic.twitter.com/S5nICO0Ckh
— AmericasMostHaunted (@amhaunted) 9 августа 2015
蜘蛛の巣はあまりに巨大でサッカー場の周りに生えている木々の全体をすっぽり覆い、高さ12メートルにまで達している。専門家の見解ではこれだけの巣を作るには少なくとも1000匹の蜘蛛が集まっている。
ダラスの蜘蛛の巣を調べる研究者らはどうしてこれだけの規模の作業を蜘蛛たちが一緒に行えたのか、その原因がつかみきれていないものの、おそらくハンティングの効果を高めるのが目的だったのではないかと推測している。巨大な蜘蛛の巣を作っているのはアシナガグモの一種のTetragnatha guatemalensisで、見かけは恐ろしいものの人間には一切害を与えない。昆虫学者らは樹木に殺虫剤をかける必要はなく、住民に対し、巨大な蜘蛛の巣をそのまま維持するよう呼びかけている。
Hail in Sydney. Meh. It rained spiders in Goulburn this month via @ingating http://t.co/XZVXME4X23 pic.twitter.com/BqjmOT7Wht
— Eryk Bagshaw (@ErykBagshaw) 14 мая 2015