「米軍はモスクワとの長期的軍事紛争を検討した。米国には何の良い事もない、ということになった」という。
多くの米軍兵の見方では、テロとの戦いから15年、米軍は物質・技術的装備の観点からも人員数の観点からも、ロシアとの軍事紛争に対してはあまり準備が出来ていない。
「ロシアに勝てるだろうか?勝てるだろう。ただそのためには、持てるすべての力を使い尽くさねばならない。そのための用意は、望ましい水準では出来ていない」という。
国防総省内の別の情報提供者によれば、米軍によるある人員訓練で、アフガンおよびイラク戦争で長期的戦闘を遂行する能力を米国は既に使い切ってしまったということが示されたという。
米軍は一連のパラメーターでロシアに優越している。しかしその優越にも「限界がある」。たとえば、米国はガタのきたパイロットやメンテナンス不足の飛行機を強いて頼みにしなければならず、もしかしたら今参加している別の紛争地から無人偵察機を引き上げ、再投入する必要にも駆られるかも知れない、とThe Daily Beast。